この資料は、採用選考にあたって必ず読んでいただく資料です。
採用後は、ここに書いたルールに基づいて業務にあたっていただきます。
選考フォームには、この資料の内容に関する設問があります。

1. この仕事で最も大切な3つのこと

① 私の命を預かる仕事です

ひとりの人間=私の命を、直接預かる仕事です。
責任感と誠実さをもって臨んでください。

② 利用者(私)が「上司」です

業務全般の指示は私が出し、スタッフはその指示に従って動きます。
スタッフの役割は、私の指示を正確に実行することです。
自分の判断で動くこと、求められていないアドバイスをすることは禁止です。

③ チームで支え合います

他のスタッフとのチームワークを大切にし、お互いを尊重してください。

2. 「指示介助」とは — この仕事の基本

この業務の基本は「指示介助」です。
私が指示を出し、スタッフはそのとおりに動きます。

具体例:

  • 私が「お布団をかけてください」と言ったら → かけます
  • 「お布団をはがしてください」と言ったら → はがします

必ず声をかけてから動いてください:

  • 「はい」「では、○○しますね」など、一声かけながら介助します
  • 無言で介助されると、私は「不機嫌なのでは」「気分を害したのでは」と不安になります

3. やってはいけないこと

× 自己判断で動くこと(先回り)

「こうした方がいいだろう」と自分で判断して動くことは禁止です。
どんなに些細なことでも、まず私に確認してから動いてください。

× 求められていないアドバイス

「こうしたらもっと便利なのに」と思うことがあっても、聞かれていないアドバイスはしないでください。
私の家は、あなたの職場であると同時に、私の自宅です。
私には、自分の生活を自分で選ぶ自由があります。

× 無言で行動すること

私の呼びかけには、必ず簡潔に返答してください。
無言のまま行動されると、私は大きな不安を感じます。

4. 見守り=最も重要な業務

私がPC作業をしている時間帯や、就寝中の時間帯は、スタッフは専用デスクで待機します。
この待機時間は「何もしない時間」ではありません。
「見守り」は、私の安全を確保するための最も重要な業務です。

目に見える作業がなくても、以下に常に注意を払い続けてください:

  • 私の体調の変化
  • 呼吸の状態
  • 姿勢の崩れ
  • 私からの呼びかけ

「動かないが、気を抜かない」 — これがこの業務の本質です。

待機中は、私の生活と業務に支障がない範囲で、専用デスクでの読書・勉強・スマホの使用を許可しています。
ただし、以下のルールを守ってください。支障が出るようなら、遠慮してもらいます:

  • 無音の徹底
  • 片耳イヤホンのみ(私の呼びかけに気づくため)
  • 呼びかけがあれば即座に中断して対応
  • 集中しすぎて対応が遅れる場合は使用を制限します

5. 体調の管理と申告

私の身体は感染症に弱く、状態が崩れやすいです。
スタッフには、健康で安定した状態で業務にあたることを求めます。

最も重要なルール:

体調やメンタルに不調がある場合は、必ず出勤前に私へ連絡してください。

  • 申し出がないまま業務に支障が出た場合は、8.「改善の仕組み」に沿って対応します
  • 感染症の予兆がある場合は、速やかに報告し検査を受けてください
  • 「無理をして出勤する」ことは、私を危険にさらす行為です
  • 私には喘息があり、においに非常に敏感です。衣類の洗剤・柔軟剤は「無香料」を厳守してください
  • 勤務中はマスクを常時着用していただきます

6. 困ったとき・判断に迷ったとき

原則として、自己判断で介助の方法を変えず、まず私に確認してください。相談の順番は次のとおりです:

  1. まず私に確認
  2. 私への確認が困難な場合 → 家族または先任スタッフ

ただし、呼吸停止・窒息・火災など、確認を待つことで危険が増す緊急時は、119番通報など必要な安全確保を最優先にしてください(事件性があれば110番)。そのあとで、私・家族・先任スタッフへ直ちに連絡します。

疑問や不満は、まず私に伝えてください。後日の確認が必要な場合は、勤務時間中にメール等の文面で行ってください。
私に言いにくい内容、私とのやり取り自体に関する相談、ハラスメント・法令違反・安全に関する相談は、法人の相談窓口または先任スタッフへ直接相談できます。相談したことを理由に不利益な扱いはしません。法人の相談窓口は採用時に書面で案内します。

7. シフトについて

  • シフトは私が決めます。ただし、年次有給休暇、育児・介護休業その他の法令上の休暇・休業と、本人の急病その他やむを得ない事情は除きます。それ以外の希望による臨時の変更は原則としてできません。通常の変更希望は年1〜2回うかがいます。
  • 変更希望は、ご希望に添えない場合があります
  • 土日祝日、年末年始、お盆もシフトどおりの勤務が基本です
  • 他スタッフの急病等の場合は、臨時の出勤をお願いすることがあります

8. 改善の仕組み

ルールを守れないことや、業務上の問題が起きたときは、こう進めます:

  1. まず私と直接話して、何が起きたのかを一緒に確認します
  2. どう変えるかを一緒に考え、しばらく様子を見る期間をつくります
  3. 改善が見えたら、それはきちんと評価します
  4. それでも変わらないときは、法人と相談のうえ、契約を続けるかどうかを正直に話し合います

9. 守秘義務

介助中に知り得た私や家族に関する情報は、一切外部に漏らしてはいけません。

  • 他のスタッフとの許可のない情報交換も禁止です
  • 家族や知人への話題にすることも禁止です
  • SNSへの投稿も禁止です
  • この義務は在職中だけでなく、退職後も続きます
  • 違反した場合は賠償責任を負う場合があります

10. 事故・労災について

業務中に私の物品を壊した場合、私にケガをさせた場合:

  • 故意でない限り、スタッフ個人が弁償することはありません(事業所の損害保険で対応します)
  • ただし「いつ・どこで・どのように」の記録は必ず残してください

スタッフ自身がケガをした場合:

  • 労災保険が使えます
  • 「どのような状態でケガに至ったか」の詳しい説明が必要です

11. 衛生管理について

私は感染症にかかりやすく、かかった場合に重篤化しやすい体質です。

  • 仕事の日に限らず、日々の体調管理に努めてください
  • こまめな手指消毒・除菌を心がけてください
  • 人込みの中ではマスクを着用してください
  • 勤務中は常にマスクを着用してください(事業所で用意します)

12. その他の制度について

以下の事項については、採用後の研修(年度内1回以上・オンラインで受講できます)で詳しく案内します:

  • 虐待防止・身体拘束の適正化
  • ハラスメント対策・メンタルヘルス
  • 業務管理体制・法令遵守(相談窓口の案内)
  • まん延防止・業務継続計画

次に読む資料:私の一日(必読②)